春は窯場に行きたくて

昔から、春先になると無性に窯場に行きたくなる。4月に職場の雇用形態を変えて、休みの融通が利くようになったので、4年ぶりに、益子の春の陶器市に行くことにした。

Mashiko, TOCHIGI 2019

池袋6時発の観光バスで益子へ。田園都市線の始発では間に合わないので、渋谷まで歩くことになった。朝4時半、冷たい小雨が降る中、道玄坂を歩く。大型連休のスタートを祝して夜通し遊んだ若者たちが、肩をすぼめて駅に向かって歩いて行く。電車は早朝にもかかわらず満員に近かったが、到着した池袋の駅前は、がらんとして寒々しかった。

こんな天気のせいか、常磐道は比較的空いていて、観光バスは予定通り10時に現地に着いた。城内坂からつかもとまでのメインストリートをひとまず歩く。なんとなく土地勘があるので、比較的効率よく周った。かまぐれの丘で沼野さんに数年ぶりのご挨拶。今日は初日としてはお客さんの出足が遅いと言っていた。今回の自分の目的は、デミタスカップとカレー皿探し。3時間ほど廻って、ある程度気に入ったものが手に入った。

ここで陶芸美術館でのんびりしようかとも思ったが、せっかく益子まで来たのだからと、大学時代にお世話になった藤原彩人さんの工房に足を伸ばすことにした。益子の駅前でタクシーに乗ると、運転手のおじさんが、駅前のモニュメントや陶壁は、彩人さんのお父上の郁三さんの作品だと教えてくれた。藤原陶房のビューイングルームで開催中のグループ展をのぞくと、彩人さんの奥様がいらして、工房を案内してくださった。(彩人さんはあいにく不在。)

タクシーを待たせていたので、20分ほどでお暇し、ふたたび陶器市の会場へ。観光バスの到着時刻まで、PEACE SPACEの奥のブースで、白ワインに豆アジのマリネと野菜カレーで昼食をとった。調理をしてくれた店のおばさんはヴェネチア在住で春の陶器市のときだけ、姉夫妻を手伝いに益子に戻って来るそうだ。相席の夫婦は新潟市内からやって来ているという。しばし三者で語らい、バス乗り場に向かった。

帰路も雨がぱらつき、車内は肌寒かった。最近どうも乗り物全般酔いやすくなっていて、帰路のバスでもだいぶ具合が悪かったが、雲の千切れて流れ出した夕暮れの空が美しいのが救いだった。

Setagaya, TOKYO 2019

今回購入したのは以下の品々。備忘録として。
岡田直恵さんの深皿(小)
・モリスゾイさんのマグカップ
ネギシ製陶(元・74工房)さんの鉢、平皿
福島晋平さんのデミタスカップ
辻紀子さんのミルクピッチャー
「萬」吉田商店さんの豆皿(骨董)
ましこのねさんのubusunaオーナメント(道の駅のガチャポン)

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