お仕事情報:和樂web

来年1月から渋谷 Bunkamura ザ・ミュージアムで展覧会が始まるソール・ライターについて、広重の浮世絵との親和性という観点から、コラムを書かせていただきました。ソール・ライター作品に見られる日本美術からの影響については、元ICPのアソシエイト・キュレーターのポリーヌさんも指摘されているし、前回のソール・ライター展の公式サイトで太田記念美術館の日野原学芸員も触れていました。しかし、具体的な作例を挙げながら論じている文章は未だ無く、ぜひ挑戦してみたいと思っていたのです。

今回、展覧会の企画制作をされているコンタクトの佐藤正子さんには、内容のご相談から、記事の監修まで、本当にお世話になりました。また、展覧会公式図録に当たる写真集が、和樂webを運営する小学館から刊行される(しかも編集担当が大学時代の後輩)ということで、記事内にソール作品の写真画像をふんだんに使用することができました。さらに、三菱一号館美術館にお勤めの先輩のご厚意で、同時期に開催されるナビ派の展覧会の広報用画像もお借りすることができ、自画自賛ながら、非常に内容充実したコラムを作成することができたと思っています。

限られた時間の中で触れることができたソール・ライターに関する日本語のテキストは、それほど多くはありませんでしたが、いずれも彼の詩情豊かな作品世界への深い理解と愛、そして筆者の品性が感じられ、正直、かなりプレッシャーでした。それなりに文体に注意を払って書いたつもりですが、ソール作品と先人たちへの敬意が、少しでも形になっていればと願ってやみません。

ちなみに、当初、和樂web編集部に私が提出した原稿のタイトルは「猫と浮世絵と愛しき人と 写真家ソール・ライターの明るい部屋」というものでした。検索至上主義のウェブ媒体では許されないとわかっていても、いつかそういうことを一切気にしないでタイトルも好き放題つけられる場所で、文章を書いてみたいなぁと思います。

■ 未だ多くの謎に包まれている写真家ソール・ライター。ストリートスナップと広重の浮世絵には共通点があった!

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