水沢腹堅

暦に反して、暖かい日が続いている。ネットオークションでBialettiのDAMAを見つけて、つい落札してしまった。

色のついたマキネッタが欲しくて、昨秋Barazzoniのマキネッタを買ったものの、どうもしっくりこなかった。詰めるコーヒー粉の量の割に、BialettiのMOKAに比べて抽出量が少ないし、ところどころ液が漏れる。不自由はしないけれど、何となく妥協している感じがした。

早速エスプレッソを淹れてみて、つくづく思う。やはり違う。この重厚感、安定感、各パーツのフィット感、日本人好みだと思うのだが、日本で出回っていないのは何故なのか。

款冬華

睡蓮鉢の中の金魚が一匹逝った。鉢の中の掃除をした際、うっかり石の下敷きにしてしまっていたらしい。一番最後に孵った仔で、成長が遅く、虎はげのまま冬を迎えていた。どう成長するか興味深かったのに残念だ。

警戒心が強くて、いつも物陰に隠れていた。滅多に水面に浮上してこなかったから、あまり気に留めていなかったのだ。花壇の土に埋めてやった。春には土に還るだろうか。

[北斎今昔] 「ジャポニスム」展レポート

久々に、展覧会レポート記事を書いた。千葉市美術館で開催中の「ジャポニスム 世界を魅了した浮世絵」展。コロナ禍でこれだけのハイクオリティな浮世絵展を実現する千葉市美術館の皆様の熱意に頭が下がる。メトロポリタン美術館の浮世絵は言わずもがな、ヨーロッパやロシアの版画作品に面白いものが揃っている。

見どころが多すぎて、どうまとめようかだいぶ苦戦したが、モチーフ、技法・手法、作品成立の背景という3つのポイントに絞って、10章の構成をまとめてみた。

「ジャポニスム 世界を魅了した浮世絵」展レポート|北斎今昔
https://www.adachi-hanga.com/hokusai/page/enjoy_110

内覧会でつい後ろ姿を撮影してしまった、黒いシャッポの紳士。

雪下出麦

新しい土地で迎える正月。初詣は取材でお世話になった紅龍山東海寺にした。往路は柏からバスで布施弁天まで。復路は松ヶ崎のショッピングモールまで歩いてみた。穏やかな正月になった。

それにしてもまた年賀状を書かないまま新年を迎えてしまった。

[北斎今昔] 福田美蘭氏インタビュー

現代美術家の福田美蘭先生にインタビューしました。事前にお送りした質問項目に対して、完璧な回答を準備して、世田谷の愛らしいアトリエで優しくお迎えくださった先生。千葉市美術館で始まった「福田美蘭展 千葉市美コレクション遊覧」も、図録の作品解説(展覧会のキャプション)は基本的に全部ご自身で書かれているとのこと。

これだけの完成度の作品を作りながら、各作品のコンセプトをしっかり言語化する。これをずっと続けて来られたことに敬服する他ない。

【インタビュー:福田美蘭】浮世を生きる、北斎のメタモルフォーゼ
https://www.adachi-hanga.com/hokusai/page/enjoy_96

お顔の写真はNGということで、お手元だけ。

[北斎今昔] 相馬直樹氏インタビュー

橋本一監督のインタビューに続き、映画「HOKUSAI」の美術監督、相馬直樹氏のインタビュー記事も公開されました。取材を申し込んだ一番の理由は、相馬氏が、篠田正浩監督の映画「写楽」(1993年)と今回の映画「HOKUSAI」の両方の美術に関わっていらっしゃるから。

故・池谷仙克氏とのエピソードなども含め、映画の北斎と相馬氏の青年期の煩悶が重なるような気がしました。北斎を一人のクリエイターとしてとらえていらっしゃって、北斎の度重なる転居についても、変人扱いせず、「自分の中の創作への想いが飽和してしまった際に、新しい画風へ切り替える契機だった」とする解釈は非常に好感が持てました。

【インタビュー:映画「HOKUSAI」美術監督・相馬直樹】等身大の北斎に出会う
https://www.adachi-hanga.com/hokusai/page/enjoy_78

ちょっと照れ屋なところがありましたが、とても気さくな方でした。

[北斎今昔] 橋本一氏インタビュー

映画「HOKUSAI」の公開にあたり、浮世絵ポータルサイト「北斎今昔」で、同作の監督を務められた橋本一氏にインタビューしました。「相棒」シリーズや「探偵はBARにいる」を手がけた橋本監督。映画づくりに対しての誠実さと、周囲への配慮が伝わってくる、穏やかなお人柄でした。

が、好きな浮世絵作品をうかがった際に真っ先に挙げられたのが「芳年の無惨絵」で、絵金の桜姫東文章の話などが飛び出し、どうも僕が向き合っている朗らかな人物とは別の顔がありそう……。

僕が話を脱線させて、予定の一時間よりだいぶ延びてのインタビューでしたが、当初の趣旨から一見外れた話題の中に、北斎という人物が見つめていたものの本質があるような気がして、現代における表現上の自主規制や、死後の世界についての話などまで盛り込みました。

【インタビュー:映画「HOKUSAI」監督・橋本一】怒り、泣き、笑う北斎像のリアリティ
https://www.adachi-hanga.com/hokusai/page/enjoy_84

現在進行中の橋本監督のホラー映画、楽しみだけれど、洒落にならないくらい怖そうです……。

江戸東京博物館「北斎と広重:冨嶽三十六景への挑戦」

東京都下の緊急事態宣言の発令が確実となった中、両国の江戸東京博物館の内覧会にうかがった。

もう何度も見ているとは言え、やはり全図並ぶと北斎の「冨嶽三十六景」は壮観だ。広重の最初期の貴重な作品も展示されていて見応えがあった。

https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/sp/s-exhibition/special/30759/【休止中】特別展「冨嶽三十六景への挑戦%E3%80%80北斎/